ドラアド４話　ドラクエで学ぶアドラー心理学

ふむ・・・

違います。

多くの人が勘違いしているのです。
成績の良し悪しで優劣をつけていませんか？
スポーツの勝敗で優劣をつけていませんか？
社会の業績で優劣をつけていませんか？
アドラー心理学はこの優劣をつける行為を明確に否定しているのです！

課題の分離を思い出してください。
「優劣つけるかどうか」は人それぞれの課題なのです。
自分が優劣をつけないのであれば、他人の言葉など関係ないのです。

それは、敵を作ってしまうからです。
もっと踏み込んだ話をすると、優劣をつけたときに相手が自分より優秀な人間だと思った時、それを脅威とみなして敵にしてしまうからです。

そして敵を作った結果どうなるか・・・前回あった他者信頼を達成できなくなってしまいます。

せっかくなので、ドラクエで例えてみましょうか。
エンドボスの称号、ブログランキング　あたりで。

ではまず、エンドボスの称号から。
エンドボスを倒すことで称号がもらえますよね？
つまり、称号の有無がエンドボスを倒せたかどうかになります。
しかし称号の有無で優劣は決まりません。

それもまた課題の分離です。
他人がどう優劣つけようが関係ないのです。
自分が日々エンドボスに挑んでいることに意味があり称号の有無で優劣は決まらないと思えばいいのです。

「対人関係のカードはわたしが握っている」ですよ。
称号が無いというカードをどう使うかはあなた次第です。
称号無くても組んでくれる人を探したりとかね。

では次にブログランキングですね。
ブログランキングはバナーのぽちの数でランキングが決まりますよね。
厳密にはそうとは言い切れないけど、ランキング上位のブログは人気があるとします。

人気としての順位はついていますが、そこに優劣はありません。
私はそう思い、そのうえでランキングを競っています。
私はランキングでそのブログの優劣が決まるとは思いません。
そして優劣をつけたい方はご自由にどうぞ。
それは私の課題では無いですからね。

ではここらへんで問題と行きましょうか。

今回の「優劣をつけない」というお話ですが「アドラー心理学の明確な目標」のうち、最終的にはどこの目標を達成することになるでしょうか？
ヒントは、優劣をつけないことによる利点を考えてみてください。

できましたでしょうか？
正解は「私には能力があるという意識」です。

そしてこの意識はやがて、「自己受容」へと成長していきます。

ありのままに今の自分を受け入れるのです。

難しいとは？

たしかにそうですね。

なぜ難しいか？それはまだ足りてないからです。
アドラー心理学の明確な目標のまだ説明していない最後の項目が

そうですね、世間一般での自立となればアオイさんは立派に自立していると思います。

しかしアドラー心理学では意味合いが異なります。
自立できていない人というのは、「特権的な地位を得ようとする人」のことを指します。
わかりやすく言えば、承認欲求のある人のことを言います。

そうなんですよね・・・ここは衝突が起きやすい部分ではあるのですが、アドラー心理学では「承認欲求を否定せよ」という言葉があります。
それぐらいアドラー心理学において承認欲求は到底受け入れられないものなのです。

「特権的な地位を得ようとする人」は自分は特別になろうとします。
その結果、問題行動を引き起こします。

そうですね・・・今は点と点が線で結ばれつつも複雑に絡み合ってる状態です。
もう少しでこの点は綺麗につながると思います。
そのために「特権的な地位を得ようとする人」についてお話をしましょう。