ドラアド3話 ドラクエで学ぶアドラー心理学

フレンドと心理学

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前回までのあらすじ

アドラー心理学を理解するうえでの基礎となる「課題の分離」について勉強しました。
さて、つぎに学ぶものは・・・?

カスミ
カスミ

課題の分離の理解が深まったところで、アドラー心理学には明確な目標について解説していきましょうか。

アオイ
アオイ

おーっ!

カスミ
カスミ

アドラー心理学には明確な目標として、行動面の目標と心理面での目標とでそれぞれ2つずつあります。

アドラー心理学の明確な目標

行動面の目標:
①自立すること。
②社会と調和して暮らせること。

心理面での目標:
①私には能力があるという意識。
②人々は私の仲間であるという意識。

カスミ
カスミ

ここはとても大事なところです。
しっかり覚えておいてください。

アオイ
アオイ

うん!・・・(メモしとこ)

カスミ
カスミ

そしてその目標を達成させるために重要なのがこちら。

他者信頼

カスミ
カスミ

他人を無条件で信じるのです。

他者信頼

ではまず、「信用」と「信頼」の違いは何でしょうか?
それは
信用=条件つきで信じる事。
信頼=条件なしで信じる事。

あの人は良いフレだし、有名人だし、お金持ちだしと条件があって受け入れられる状態を信用。
条件は一切なく、ただありのままに相手を受け入れることができる状態を信頼。

アドラー心理学では「信頼」のほうに重点をおいています。

他者を無条件で受け入れる事がこの「他者信頼」になります。

アオイ
アオイ

いや・・・さすがに無条件で相手を受け入れろって・・・無理じゃない?

カスミ
カスミ

なぜできないのでしょうか?
それは課題の分離ができていないからなのです。

シオン
シオン

課題の分離に話が戻りましたね。

カスミ
カスミ

そうです。
他者を無条件で信じるかどうかは「自分の課題」です。
そして他者が自分の信頼に応えてくれるかどうかは「他人の課題」です。
前回のお金を貸すかどうかの話もここに繋がります。

アオイ
アオイ

それって難しいよ・・・

カスミ
カスミ

そうです!だからアドラー心理学は難しく、絶望することもあるのです。
でも、それは課題の分離ができていなかったがために他者信頼ができず、つまづいてしまったというお話なのです。

カスミ
カスミ

ドラクエの問題で例えてみましょうか・・・相方の浮気問題とかどうでしょうかね。

シオン
シオン

相方!!浮気!!

カスミ
カスミ

相方が浮気してそうな気がします。
どうします?

アオイ
アオイ

証拠を見つける!!

カスミ
カスミ

はい、そうなると証拠らしきものが見つかると思います。
どうします?

アオイ
アオイ

その証拠を相方にたたきつけてやる!!

カスミ
カスミ

その結果どうなりますか?

アオイ
アオイ

う・・・

シオン
シオン

人間関係が拗れますよね・・・
最悪別れることも・・・

カスミ
カスミ

そうなります・・・もし冤罪だったら最悪ですよね。
これはですね、課題の分離ができず、相手を信頼できなかったことでおきた悲劇なのです。

アオイ
アオイ

えええ?!

カスミ
カスミ

相方を信頼するかどうかは「自分の課題」であり、
相手が浮気するかどうかは「相手の課題」でしかないのです。
もちろん不貞行為を肯定するわけではないのでご注意ください。

アオイ
アオイ

ふふ~ん♪
アオイわかっちゃった!
これおかしいよ!!

カスミ
カスミ

ほう・・・

アオイ
アオイ

前回の「誰の課題か」の所にあった
「その課題を放置したことによって最終的に誰が困るのか?」
これだよこれ!
浮気をされたら困るじゃん!
だから浮気はされたら自分の課題でもある!!
はい論破!!

カスミ
カスミ

なるほど、なかなかいい着眼点です。
では、ここらで問題といきましょうか。

アオイの論破に反論してください。

カスミ
カスミ

課題の分離、そして他者信頼を理解してくださったあなたならきっとできるはずです!

シオン
シオン

対人関係のトラブルは、この課題の分離ができないために引き起こされるんでしたよね。

カスミ
カスミ

では答えを言いましょうか。

アオイ
アオイ

やれるものならやってみな!!

カスミ
カスミ

対人関係のカードはわたしが握っている」を思い出してください。

アオイへの反論の解答

相方が浮気者であるカードであろうが、
相方が浮気者でないカードであろうが、
握っているのは、自分であると思い出してください。

そのカードをどう使うかがその人の課題です。
信頼して受け入れるか、そのまま切り捨てるか。

与えられたカードをどう使うかがあなたの課題であって、浮気を問い詰めたり辞めさせたりすることがあなたの課題ではありません。

そして浮気をして最終的に困るのはだれか・・・それは浮気した本人です。
浮気は多方面からの信用を失います。
あくまで困るのは浮気した本人なので、その人の課題なのです。

アオイ
アオイ

うぐっ・・・

カスミ
カスミ

課題の分離他者信頼を理解できていないから、このような相手の課題をあたかも自分の課題かのように勘違いしてしまうのです。

アオイ
アオイ

えーん・・・

カスミ
カスミ

他者信頼は、アドラー心理学の明確な目標にあった「社会と調和して暮らせること」「人々は私の仲間であるという意識」を達成させるうえでとても大事な能力となります。
そして他者信頼を理解するうえで課題の分離の理解は必要不可欠です。

シオン
シオン

ここに繋がっていくのですね。

カスミ
カスミ

そうです。

カスミ
カスミ

話は変わりますが、人って競うことが好きですよね。
いや、好きでやっているのか・・・そうなってしまうのか。

シオン
シオン

そうですね・・・

カスミ
カスミ

ブログランキングなんかがまさにそうですよね。
あとはゲーム内ではいろんなコンテンツのランキングがあったり、エンドボスのタイムアタックなんかがありますよね。
しかしなぜこうも競うことが好きなのでしょう。

シオン
シオン

優劣をつけたいから・・・?

カスミ
カスミ

そうです!
優劣をつけるために、人は競うのです。
しかしアドラー心理学では優劣をつける行為を明確に否定しています。

シオン
シオン

!!

つづく

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参考資料
  • 『嫌われる勇気』 著者:岸見 一郎/古賀 史健 ダイヤモンド社
  • 『幸せになる勇気』 著者:岸見 一郎/古賀 史健 ダイヤモンド社
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