この人はイキリ勢?

フレンドと心理学

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前回までのあらすじ

カスミの出題した宿題の答えは・・・?

カスミ
カスミ

前回の続きですね、再度問題を掲示してみましょうか。

宿題

Kさんというバトル好きの人がいました。
Kさんはいわゆるバトルガチ勢で、タイムアタックや少人数討伐を毎日のようにやっています。
Kさんは自分に絶対的な自信があって、誤った立ち回りをしている人やミスの多い人には厳しく指摘しています。

さて、Kさんの人物像として推測する場合、AとBどちらの可能性が高いと思いますか?

A:バトルルーム所属である。
B:バトルルーム所属で、周りに対する指摘が厳しくイキリ勢として嫌われている。

アオイ
アオイ

う~ん、やっぱり自信家で厳しく指摘してるひとってイキリ勢のイメージだし・・・
好かれてはなさそうだよね~Bかな??

カスミ
カスミ

実は、正解はAなんです。

アオイ
アオイ

ええええ?!

カスミ
カスミ

先日のアンケートではこのような結果になっていました。

カスミ
カスミ

どうして3を選ぶんですか・・・;;んなわけないでしょ・・・
ここで1を選ぶ人が多いとはさすがですね♪
それでも2を選んでしまった方もいたそうですが。

アオイ
アオイ

いったいどういうことなの?!

カスミ
カスミ

では、今日はこのお話をしましょうか。

連言錯誤

カスミ
カスミ

情報がより詳細であるほど、そちらのほうが信憑性があると信じてしまう心理現象です。

連言錯誤

「①かつ②」という条件が「①」のみの条件よりも確率が高いと信じ込んでしまう現象。
認知の歪みを表すバイアスの一種。

今回の問題で言えば
①を「バトルルームに所属している」
②を「イキリ勢で嫌われている」
を切り離して考えます。
Aの条件は①のみとなり、Bの条件は①+②となります。

Aの条件は青線で囲まれた範囲であり、Bの条件は紫線で囲まれた範囲であるためどうやってもAの条件のほうが確率が高いはずです。

バトルルームに所属していてイキリ勢で嫌われているとしたらAもBもあてはまり、バトルルームに所属していて嫌われていないとしたらAのみがあてはまります。

カスミ
カスミ

そう考えると余計な条件が付加されていないAの「Kさんはバトルルームに所属している」のほうが、確率としては高いのではないでしょうか?

アオイ
アオイ

でもいろんな情報があったら、そうなのかなって思いこんじゃうよね。

カスミ
カスミ

そうです、それこそが連言錯誤の恐ろしいところなのです

アオイ
アオイ

!!

カスミ
カスミ

連言錯誤は詳しい情報を付加することによって相手に思い込みをもたらすことができます。
特にその情報に以下のようなストーリーがあった場合は、より効果は高くなると言えます。

連言錯誤のストーリー
  • 一貫性
  • 因果関係
  • 整合性
  • 具体的
  • 説得力
  • 感情論

これらの要素が含まれたストーリーによってそれを読んだ人は思い込みをしてしまう。

前回のお話もこれらの要素が含まれたストーリーとなっております。


Kさんというバトル好きの人がいました。
Kさんはいわゆるバトルガチ勢で、タイムアタックや少人数討伐を毎日のようにやっています。
Kさんは自分に絶対的な自信があって、誤った立ち回りをしている人やミスの多い人には厳しく指摘しています。

カスミ
カスミ

このようにもっともらしい情報が付加されることで、確率をも超えてしまう思い込みがおきてしまうのです。

シオン
シオン

しかし、なぜ情報が増えただけでこのように思い込みが発生してしまうのでしょうか?

カスミ
カスミ

それは、人の脳の仕組み関係があります。
次回もう少し掘り下げて考えてみましょうか。

つづく

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参考資料
  • 情報を正しく選択するための認知バイアス事典 著者:高橋昌一郎 情報文化研究所
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