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・・・
師匠!
アオイよ・・・よくぞここまで修行に耐えてきた、いよいよ奥義を教える時がきたようじゃ。
はい!師匠!!
ごふっ・・・ワシにはもう長くない・・・一度しかやらん・・・よく見ておくのじゃ・・・
ししょおおおおおおおおお!!!!!
奥義!『アイ・メッセージ』!!
ししょおおおおおおおおおおお!!!!
ツッコミ役のシオンさんいないしそろそろやめよ?
うんっそうだね。 ところでこれは何なの?
通常、誰かに何かを伝えるときは主語を『あなた』にしていると思います。これを『ユー・メッセージ』といいます。
例えば頼み事をするとき「(アオイさん)そのゴミ捨てといてね。」と主語が『あなた』になってますよね。
うん、そうだよね。
しかしこの『ユー・メッセージ』問題点があります、命令や指示や決めつけをされているような印象を受けます。人はこのような扱いを受けると心理的に受け付けない現象が起こります。これを『心理的リアクタンス』といいます。その結果、あまりいい印象をもってもらえなくなります。
どうすればいいの?
そこで登場するのが『アイ・メッセージ』です。使い方はいたってシンプル。相手に何かを伝えたいとき、主語を自分(”I”:アイ)にして伝えるのです。
それだけ?
はい、たとえば、先ほどの「(アオイさん)そのゴミ捨てといてね。」は、「(私は)そのゴミ捨てておいてもらえると助かります。」と言い換えるのです。
おおー!印象が全然ちがう!
『アイ・メッセージ』にすることで命令や指示や決めつけにはならず、相手はその言葉を受け入れやすくなります。さらに『アイ・メッセージ』は自分の気持ちを言葉にしているので、相手は心を開いてくれていると思います。そしてここから前回ありました『返報性の原理』から自分も相手に心開かなければと思うようになるのです。
そんな効果があったんだね!
他にも例をおしえてよ!じゃないや!他にも例を教えてもらえたら嬉しいな。
ふふふ、飲み込み早いですね。では実際にやってみましょうか。まずは頼み事から。
アオイさん、なんでもいいので私に頼み事してください。その都度私が『アイ・メッセージ』で言い換えます。
うんっ!
おおお~なんかすごく印象のいい頼み方なんだけど!
このように主語を自分にして、さらに『嬉しい』や『助かる』や『ありがたい』など感謝の言葉を付け加えます。こうすると命令や指示にならないため、言われた側に『心理的リアクタンス』が働かなくなります。
なるほどね!
次に仲が良くても言い争うときもあるでしょう、そんなときに使える『アイ・メッセージ』です。
言い争いの場合は『悲しい』や『辛い』などの自身の悲しい気持ちを付け加えます。こうすることで、相手を責めず気持ちを伝えることができます。
感情的ににならないように注意しないとだね・・・
では、最後に褒める時についてです。
褒める場合は『うれしい』等の賞賛の言葉を付け加えます。
褒められるとうれしいよね。
ええ、しかしこれよく見てください、褒めているように見えてあくまで自分の感想を述べてるだけなのです。
ほんとだ!
こちらで、アドラー心理学では「褒める」という行為を否定すると書きましたね。
褒める時に『アイ・メッセージ』を使うことで、褒めるではなくなり『勇気づけ』になり相手にとってもプラスになるのです。
そんな効果もあるんだね。
「頼み事」「言い争い」「褒める時」の例で説明しましたが他にもいろいろあります。相手に何かを伝える時、主語を『私』にすることを意識してみてください。そうすれば自然とできるようになるはずです。
うんっ!
『アイ・メッセージ』はいい人間関係を築き上げるにはとても重要なテクニックだと思います。「人から好かれる話術」でフレンドと仲良くなるだけでなく、やはりその先の良き人間関係のために奥義として『アイ・メッセージ』を紹介させていただきました。これによりみんなが良き人間関係を築き上げれるよう心より願ってます。
それでは次回の講義でお会いしましょう♪
おしまい
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