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『深淵の咎人たち』の８人バトルはちょっと心配よね・・・報酬も良さそうだから放置する人も出てくるでしょう。
その、前回のつづきなんだけど、なんで取り締まるのが難しいの？
はい、これは『集団的手抜き』とよく似たこの現象があるからです！
傍観者効果
1964年ニューヨークでこの現象を提唱するきっかけとなった痛ましい事件が起こりました。
1964年3月13日にニューヨーク州で発生した殺人事件である。キャスリーン・ジェノヴィーズさんが、帰宅途中に駅の近くで暴漢に殺害された。ニューヨーク・タイムズは「ジェノヴィーズは大声で助けを求めたが、近所の住人は誰ひとり警察に通報しなかった」と報じた。目撃者は３８人もいたのにも関わらず誰一人として通報しなかったこの事件がきっかけとなり、傍観者効果が提唱された。
そんなはずは・・・目撃者が３８人もいて？！
ええ、実はこの現象、ドラクエ10でたくさんの人が経験しているはずです。
それは？！
同盟バトルのシドー戦での「ロストアタック」です。
！！
シドーが怒ったら「ベホマ」をしてきますよね？それを阻止するためには？
すぐに「ロストアタック」だよ！
ですよね。にもかかわらずだれも「ロストアタック」しないまま数ターンすぎてしまい「ベホマ」を使われるという経験はありませんか？
あるね・・・
これはですね「人がいっぱいいるから誰かしらやるだろう」という思考が全員に働き、結局誰もやらないからこういう結果になります。そしてこの現象は人が多ければ多いほどなりやすいのです。
でも、それで何故取り締まるのが難しくなるのですか？
はい。この『傍観者効果』によって、同盟バトルで放置等するひとがいても他にも目撃者がいるのだし誰かしら通報するだろうと考えて通報しなくなってしまうのです。
通報もちょっとめんどいもんね。
ええ、運営ではないので確証はないですが、通報の面倒くささとこの『傍観者効果』によって同盟バトルの放置等の通報は実際の事案に比べて相当少ないと思ってます。そうなると取り締まりも難しくなると思います。
そうだね・・・
ええ、しかし『傍観者効果』というものがあるということをしっかり理解し、自分がやるんだという意識をひとりひとりが持つことが大事だと思います。
うん・・・
通報だけではないんです。困っている人がいた時、周りに人がたくさんいたら「誰かしら助けるだろう」って思ってしまいますよね？その時は『傍観者効果』を思い出してください。そして「いま助けに行けるのは自分だけだ」と勇気をもって手を差し伸べてみてください。
はい！
「人がたくさんいても、いまできるのは自分だけ。」その意識を忘れずに。
それでは次回の講義でお会いしましょう♪
おしまい
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