必ず通る馬鹿の山

バトルと心理学

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前回までのあらすじ

下手なのにイキる人は、ダンニング・クルーガー効果によるものだという。
しかしこれは、人が社会生活を円滑に送るためには必要な人の本能のようなものだとか?どういうこと?

アオイ
アオイ

どうしてダンニング・クルーガー効果は必要なものなの?

カスミ
カスミ

はい、ではここから説明していきましょうか。
ダンニング・クルーガー効果をグラフ化したものがあります。
縦軸が自信、横軸が知識・経験だとするとこのようになります。

ARAN ARANより引用
カスミ
カスミ

ここでいう馬鹿の山能力の低い人は自分の能力を過大評価する状態を指し、
絶望の谷能力の高い人は自分の能力を過小評価する状態を指します。

アオイ
アオイ

啓蒙の坂継続の大地は?

カスミ
カスミ

はい、それを説明するために、馬鹿の山から順にドラクエ10のバトルに例えて説明していきますね。

アオイ
アオイ

うん!

カスミ
カスミ

まずは、馬鹿の山(Peak of “Mount Stupid”)ですが・・・
こちらはそうですね、エンドボスを倒して称号を取ったときなどにここに到達しやすいかなと思います。

アオイ
アオイ

ふむふむ・・・

カスミ
カスミ

この馬鹿の山にあてはまる人で多いのは、すぐに他人のせいにする人や「称号もってるもん」とか言う人などでしょうか。

アオイ
アオイ

ああ・・・いるね・・・

カスミ
カスミ

そうです!そういう人いるねと思ってしまっまったあなた!
あなたもこの馬鹿の山にいる可能性もありますからね!!

アオイ
アオイ

うぐっ!

カスミ
カスミ

馬鹿の山認知バイアスの一種で、自覚症状が無いのも特徴です。
気を付けてくださいね♪

カスミ
カスミ

つづいて、絶望の谷(Valley of Despair)ですが・・・
これはそうですね、馬鹿の山の状態から自覚症状が現れて一気に自信喪失してしまう状態です。
自分はこんなにも知識や経験が浅かったのかと絶望するわけです。

アオイ
アオイ

へぇ!

カスミ
カスミ

称号取ってイキってたはいいけど・・・
その後全然勝てず、自分に問題があるのではないかと気づいてしまった状態ですね。

アオイ
アオイ

それはつらいよね;;

カスミ
カスミ

そしてバトルの勉強をすればするほどよりわけが分からなくなり、ますます自信を失ってしまいます。
ドラクエのバトルって複雑ですものね、仮決定?本決定?? 押し反撃?ターンエンド??
しっかり理解することはとても大変だと思います。

カスミ
カスミ

そして、この絶望の谷から這い上がってきている状態が啓蒙の坂(Slope of Enlightenment)となります。

アオイ
アオイ

おお!復活!!

カスミ
カスミ

日々バトルで切磋琢磨し、自身の成長を実感できている人がここにいます。
このステージにいる人たちとバトルに行くのは本当に楽しいです。

アオイ
アオイ

へぇ!!

カスミ
カスミ

そして最後、継続の大地(Plateau of Sustainability)ですね。
こちらはその道を極めつつあり、自信と謙虚さの両方を持ち合わせた状態で、自分自身を適切に評価できる状態とも言えます。
ドラクエですと、有名なトッププレイヤーの方々がいるところとも言えます。

アオイ
アオイ

そこに行くまでは長い道のりになりそうだね。

カスミ
カスミ

そうですね、ここに至るまでの道のりは果てしないと思います。

アオイ
アオイ

うんうん!

カスミ
カスミ

しかし、ここで先ほどのダンニング・クルーガー効果のグラフをもう一度みていただけますでしょうか?
自信だけで言えば、トッププレイヤーも称号を獲得したばかりの駆け出しの人もほぼ同じレベルなんです。

アオイ
アオイ

たしかに!

カスミ
カスミ

そしてこれが厄介な状況を生み出します。

つづく

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参考資料
  • 世界最先端の研究が教えるさらにすごい心理学 著者:内藤誼人 総合法令出版

コメント

  1. 匿名 より:

    エンドの初称号で浮かれた後に別職業でも倒せるのか気になって立ち回りを学んだ所、組んでくれいたフレンドのリカバリー対応やアドリブ力がどれだけ高かったかを痛感した遠き日を思い出しました

    • カスミ より:

      知れば知るほどそのすごさって痛感しますよね;;
      それを乗り越えて上達していきたいものですね♪

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