同じことをしているのに結果が異なるのは何故?

チームと心理学

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前回までのあらすじ

まったく同じことをしているのに、その取り組む姿勢がまったく異なる事が不思議で仕方ないと感じるシオン。それはいったい?

シオン
シオン

やはり性格なのでしょうか?

カスミ
カスミ

確かに性格と言ってしまえばそれまでですが、ここは心理学者らしく論理的に考えてみましょう♪

シオン
シオン

おお!

カスミ
カスミ

この現象をわかりやすく説明できる理論がこちら。

ABC理論

カスミ
カスミ

未来はコントロールできる!!

ABC理論

アメリカの心理学者アルバート・エリスが提唱した理論。

Activating events:出来事
Belief:認知
Consequences:結論

それぞれの頭文字から取った理論です。
「A:出来事」そのものが「C:結論」に結びつくのではなく、「A:出来事」が起こり、それに対し「B:認知」が起こり、その結果「C:結論」に結びつくものです。

ここで、「A:出来事」は自身ではコントロール不可なものですが、「B:認知」は自身でコントロールできるものです。
そのため、「A:出来事」が発生した際にどのような「C:結論」に結びつくかは「B:認知」にかかっているため、「B:認知」をコントロールすることで「C:結論」をコントロール可能にしてしまうという考え方です。

カスミ
カスミ

それでは前回の、アオイさん達に照らし合わせて考えてみましょうか

3人の道具鍛冶職人

「A:出来事」=道具鍛冶だとします。

そして「B:認知」はそれぞれ異なります。
アオイ=道具鍛冶はつまらない
ツバキ=道具鍛冶はお金のために必要
サクラ=道具鍛冶は楽しむもの

その結果「C:結論」はこのようになっていきます。

アオイ=めんどくさい
ツバキ=お金のためにがんばらないと!
サクラ=最高に楽しい

道具鍛冶をめんどくさいものとなるか、楽しいものとなるかは「B:認知」次第なのです。

カスミ
カスミ

せっかくなら金策も楽しくやりたいものですよね♪

カスミ
カスミ

このABC理論ですが、ネット上ではしばしば「3人のレンガ職人」というタイトルで解説されています。

3人のレンガ職人

とある旅人が3人のレンガ職人をみかけてそれぞれに何をしているのかを訊ねてみた。

最初のひとりはこう答えた
「レンガを積んでいるんだよ・・・ほんとうにめんどくさい・・・」

次のひとりはこう答えた
「レンガを積んでいるんだよ。これが俺の仕事だからな。家族を養っていかないといけないし。」

最後のひとりはこう答えた
「レンガを積んでいるんだよ!これはやがて大聖堂となり人々の役に立つんだ。」

旅人は不思議に思った、3人のレンガ職人は同じことをしているのに全く異なる印象を持ったことに。

ちなみに、この「3人のレンガ職人」は実は出典が謎に包まれていて・・・イソップ童話説、PFドラッカー説、どこかの学校の校長先生説と様々な説が飛び交っていますがどれも決定的な証拠が残っていないところが面白いところです。

カスミ
カスミ

ネットの海に飲まれた謎って面白いですよね♪

カスミ
カスミ

このABC理論は現実世界の様々なシーンで活用できますが、ドラクエ内でも様々なシーンで活用することができます。

シオン
シオン

おお~それは??

カスミ
カスミ

次回、そこらへんを掘り下げて解説していきますね♪

つづく

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参考資料
  • 図解心理学用語大全 著者: 田中正人 齊藤勇 誠文堂新光社
  • 『幸せになる勇気』 著者:岸見 一郎/古賀 史健 ダイヤモンド社
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