あのこは結構アホだからね!

フレンドと心理学

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ツバキ
ツバキ

アオイちゃんまた遊ぼうね~♪

アオイ
アオイ

うん♪ツバキちゃんまた~

シオン
シオン

お二人はほんと仲いいですね♪

アオイ
アオイ

まぁね~

カスミ
カスミ

仲のいいフレンドがいるのは良い事ですね。

アオイ
アオイ

ツバキちゃんは結構アホだからね!

シオン
シオン

そうなのですか。

アオイ
アオイ

だから、アオイがいてあげなきゃなの♪

カスミ
カスミ

あなたも似たようなものでしょ・・・

アオイ
アオイ

・・・

シオン
シオン

似た者同士ってとこですかね♪

シオン
シオン

あれ?

カスミ
カスミ

どうしましたか?

シオン
シオン

アオイさんのさっきの言葉に何か違和感が・・・

カスミ
カスミ

ふむ・・・

シオン
シオン

これです!

アオイ
アオイ

ツバキちゃんは結構アホだからね!

シオン
シオン

結構酷いこと言ってません?

アオイ
アオイ

そんなつもりはなかったんだけど・・・

シオン
シオン

ですよね?会話の中では違和感なかったのですが・・・ここだけ見ると・・・

カスミ
カスミ

では、今日はこのお話をしましょうか。

文脈効果

カスミ
カスミ

マスコミの偏向報道などでよく見るアレですね。

文脈効果

1955年にアメリカの認知心理学者であるブルーナーが提唱した心理学用語です。
文章が前後の文脈との関係性やその環境によって大きく意味合いが変わってしまう現象のことを言います。

マスコミが政治家や芸能人を悪者にすべく、前後の文脈を省くことで意味合いが全く違う言葉として報道することがよくあります。
これは文脈効果を利用した昔から使われている手段です。
(こうすることで対立や炎上を煽り、数字を稼ぐことができるため)

先ほどのアオいの会話でいえば前後の文脈で、アオイは頼りないツバキちゃんを支えるために自分がいるんだと言いたいことはわかると思います。
しかし「ツバキちゃんは結構アホだからね!」の部分だけ切り抜いてしまうと、結構酷いことを言っているようにも見えてしまいます。

カスミ
カスミ

前後の文脈で、意味合いがここまで変わってしまうのです。

アオイ
アオイ

これは・・・危ない・・・

シオン
シオン

悪意をもってここだけ切り抜かれたら最悪ですね・・・

カスミ
カスミ

そうです、SNSなんかは特に注意が必要です。
発信する側も読み手も気をつけないといけないかなと思います。
次回、文脈効果の具体例についてお話したいなと思います。

つづく

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参考資料
  • 情報を正しく選択するための認知バイアス事典 著者:高橋昌一郎 情報文化研究所
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