その優しさはどこへ向かう？

さて、ドラクエ10における「初心者狩り」ですが一般的なネットゲームにおける「初心者狩り」とは意味合いが異なるのでここでいちど定義しておきましょうか。

さらに詳しくはこちらの動画で紹介されていて、為になるのでオススメします。

さて、これほどにまでわかりやすい動画が広まっているのにもかかわらず、何故いまだに初心者狩りがなくらないのか考えてみました。

そこでたどりついたのが、認知バイアスの一種である公正世界仮説です。

詳しくはこちらでも解説してあります。

そして以下の２つから初心者狩りを行う人の心理がみえてきました。

それは、親切にすることでその初心者さんは「仲良くしてくれる」を返してくれると考えているわけです。

はい、それはその親切は最終的にどこに向けられているのかを考えてみてください。

初心者狩りをする人は、その親切は自分自身に向けられているのです。
「仲良くしてくれる」のために優しくしている。
もっとたちの悪い言い方をしてしまうと「扱いやすい初心者を取り込もうとしている」なのです。

そして親切にしても返ってこないと、さらに親切にしようとどんどん過剰に親切にしていってしまいやがては初心者狩りへとなり下がってしまうのだと考えられます。

ほんとうにその初心者さんに親切が向けられているのであれば、その初心者さんが何を求めているかを第一に考えると思うのです。

それも手ですね、あとは軽く遊んでみて反応をうかがってみたりとか。
ひとりで一からやりたい人から、中にはパワープレイを手伝ってほしい人など様々な考えを持った方がいますからね。

はい、でもその答えはその親切は最終的に初心者さんに向けられているものかどうかを客観視できればすぐに出てくるものかなとは思います。

北風と太陽のお話しも「ボタンが絡まって服が脱げなくなって助けを求めている男に北風が服を吹き飛ばし、裸になって肌寒くなった男に太陽が暖めてあげる。」こういうお話しならしっくりくるかなと思いました。

まぁ・・・そうなのですが・・・ｗ
この先、初心者さんと関わることがあったときその親切は最終的に誰に向けられているものなのか？
そしてそれが自分自身であったとき、いったん見つめなおしてみるを心がけてみてはいかがでしょうか？
それでは次回の講義でお会いしましょう。