△1日1回!押して応援おねがいします!△
なにか口論をしているシオンとアオイ
いったいなにが?

ほんとさ、シオンさんはアオイのことガミガミおこるけどさ~
自分だってアクセサリーを完成させてないじゃん

うう・・・

そんなんでアオイに注意したところで説得力ないよ

うぐぐぐ・・・

ふんっ


ほんと、平和な午後のティータイムにうるさい人たちですね・・・

カスミさん・・・

ふんっ、シオンさんが悪いんだもん~

なにがあったの・・・


なるほどね、そういうことが・・・

まったくシオンさんには困ったものですよ

たしかにそうですね

うう・・・

シオンさん、あなたアオイさんの策にみごとにはまってますよ

え?!

!!


アオイはなにもしてないよ!!

では今日はこのお話をしましょうか
藁人形論法

反論するときに「おまえだって!」って言うあれです
相手の主張を単純化したり極端にして、そこに論点をすげ替え相手を非難することで議論を有利に進めようとする論法のこと
例えば、たばこを吸っている人に対して煙たいのでやめてほしいとお願いするとします
そしたら相手はこのように返してきたとします
「嗜好品をたしなむことの何が悪い!お前だってコーヒーとか飲むだろ!」
「かの独裁者ヒトラーは嫌煙家であり反喫煙政策も行ていた、おまえも独裁者ヒトラーと同じだ!」
などともっともらしい反論をされてしまうと言い返しにくくなってしまいます
しかしこれは「煙たいので辞めてほしい」といった要求に対してガン無視で論点をすげ替えて、相手を非難しやすい状況にもちこみ非難して相手を言いくるめていることに気づきましたでしょうか?
ここではわかりやすく解説はしてますが、実際にやられるとこちらが困惑している間に一気にたたみかけられて何も言い返せなくなってしまいます

完ぺきな人間なんていないのです
そのわずかな欠点を非難するように論点をすげ替えて相手に言い換えさせなくさせるのがこの論法の目的とも言えますね


では、シオンさんとアオイさんのお話をおさらいしてみましょうか

はい

「シオンさんはアオイさんに今日までに頼んでおいた素材を用意してほしかった」これがもともとの論点だったと思います

ですね

しかしここでアオイさんはシオンさんを非難しやすい「シオンさんはアクセサリーを完成させていない」という論点に置き換えてしまっています

う・・・

そうなると痛いところを突かれたシオンさんは言い返せなくなるわけです


しかしですね、先ほどの「素材を用意してほしかった」と「アクセサリーが完成していない」は、そもそもが別次元のお話です
そして、シオンさんはいち早くそこに気づくべきだったと思います

はい・・・

気づいたら、「それとこれとは話は別です、話の論点をずらさないでください」と伝え、相手のペースにのらないことが大切かなとおもいます

アオイは悪くないもん!!

アオイさん、この論法は確かに相手を一方的に言いくるめることもでき一見便利そうにみえますが、繰り返せばやがて人が離れていくという諸刃の剣でもりますからね

ううう・・・;;

わかっているなら私はやめたほうがいいと思います

うん・・・;;
わかった・・・


この論法は恐ろしいですね・・・

そうですね、さらに恐ろしいことに私たちが無意識に使ってしまう側面もあります

えええ?!

次回詳しくお話しますね
つづく
▽お帰りはこちらから♪▽
△1日1回!押して応援おねがいします!△