作られたランダム要素

雑学と心理学

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前回までのあらすじ

ドラクエ10のランダム要素はプレイヤーが有利にならないようにプログラムでコントロールしていると主張するアオイ。
しかしカスミ曰く、完全にランダムだからこそ狙ったかのようなタイミングでおこると勘違いするとのこと。
どういうこと??

アオイ
アオイ

どういうこと?!
勘違いするって??

カスミ
カスミ

そうですね、ではまずこちらの画像をご覧になっていただけますか?

カスミ
カスミ

科学雑誌Newton様のポストから拝借させていただきました。
どっちが「ランダムな点の分布」だと思いますか?

アオイ
アオイ

うーん・・・左かなぁ~??

シオン
シオン

左はなんだか作為的なものを感じます。
右だと思います。

カスミ
カスミ

正解は右側なんです。

シオン
シオン

やったー!

アオイ
アオイ

はずれたぁ・・・;;
どうして・・・

カスミ
カスミ

詳しくは元のポストに書いてありますので、そちらを参照していただけたらと思います。

カスミ
カスミ

そう、左は意図的に点と点とが重なりあわないように配置された人の手が加えられたランダム要素なのです。

アオイ
アオイ

それで、このポストが前回のお話とどういう関係があるの?

カスミ
カスミ

それはですね、右側の画像のある場所に、同じ大きさの円で囲ってみたのでご覧いただけますか?

カスミ
カスミ

このように場所によって円の中の点の数が大きく変わってきます。
左の円の中には点がたくさんありますが、右側の円の中には点がほとんどありません。

アオイ
アオイ

ふむふむ・・・

カスミ
カスミ

このように、ランダムに配置された点を一部的にサンプリングするとこのような偏りが生じます。

アオイ
アオイ

物事が確率通りにならないのってこういうことなの?

カスミ
カスミ

そうです。点をアタリとしたとき、円の中だけで見たら左の円はアタリだらけで右の円はアタリがまったくありません。
でも、全体で見ると完全にランダムな配置をしているのです。

カスミ
カスミ

同様に人の手が加えられたランダムっぽい点の分布上に円を描いて、中の点の数を数えてみます。

シオン
シオン

だいたい同じですね。

カスミ
カスミ

そうです、これはどこを取ってもだいたい同じような点の数を取ることができます。

シオン
シオン

これならば、常に確率どおりの結果を得られそうですね。

カスミ
カスミ

このように、常に確率どおりの結果を得ようとしたら、人の手が加えられたランダム要素が必要となります。

アオイ
アオイ

じゃあ、ドラクエ10はランダム要素に手を加えていないってこと?

カスミ
カスミ

そうとは言い切れませんが・・・結果に偏りがあったとしてもそれはランダム要素の上ではごく普通のことであり、偏りをなくしたかったら手を加えないといけないということです。

アオイ
アオイ

だったら手を加えてほしいなぁ~偏りがあるとたまに萎えちゃうし。

カスミ
カスミ

そこは難しいのかなと思われます・・・緩急のない平坦なゲームになりかねませんから。
そのかわりに、いわゆる天井があるのだと思います。
ドラクエ10で言うと合成エナジーあたりでしょうか。

シオン
シオン

どんなに運が悪くても数さえ揃えれば確実に完成させることができる合成エナジーですね。

カスミ
カスミ

アストルティア全体で何万何億ってアクセを作って行ったら、いつまでたっても完成しないアクセがあってもおかしくないですからね。その救済処置のためにあるシステムだとは思われます。

アオイ
アオイ

だいたいわかってきたよ~
でも、なんでアオイは運営は確率をいじっていると勘違いしちゃったんだろう。

カスミ
カスミ

それについては次回、詳しく説明させていただきたいと思います。

つづく

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参考資料
  • 情報を正しく選択するための認知バイアス事典 行動経済学・統計学・情報学 編 著者:高橋昌一郎 情報文化研究所

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