わたしはわたし、あなたはあなた

フレンドと心理学

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前回までのあらすじ

カスミ達のもとに逃げるように駆け込んできたサクラ・・・
いったいなに?

サクラ
サクラ

・・・;;

カスミ
カスミ

大変でしたね・・・

サクラ
サクラ

仲良くなった人がどんどん要求して近づいてきて・・・嫌だけど断れなくて・・・

カスミ
カスミ

断れなかったのですね;;

サクラ
サクラ

はい・・・断るとなんか怖くて・・・怒らせたくないし嫌われたくないし・・・

アオイ
アオイ

だからって!

サクラ
サクラ

LINE教えたら通話したがるし・・・通話したら今度はリアルで会いたいって・・・

シオン
シオン

もう我慢ならない!!その出会い厨ぶっ潰しに行くわよ!
カシワさん!!游雲を持ってきて!!!あれで叩き潰してやるわ!

アオイ
アオイ

カシワくん・・・なんで特級呪具なんてもんもってるの・・・

カシワ
カシワ

持ってませんよ!適当なこと言わないでください!!

カスミ
カスミ

やめなさい・・・シオンさん

シオン
シオン

でも・・・

カスミ
カスミ

ここでその出会い厨を祓ったとしても、また新たに他の出会い厨が現れるだけで根本的な解決にはなりません。

シオン
シオン

じゃあどうしたら!!

カスミ
カスミ

サクラさん自身が変わるしかないと思います。

サクラ
サクラ

私が・・・

シオン
シオン

悪いのは出会い厨でしょ!なんでサクラさんが変わる必要があるのですか!
もう我慢ならない・・・だったら現れだけこの釈魂刀でちょんぎってやる。

カシワ
カシワ

なに物騒なこと言ってるんですか・・・やめてください・・・

カスミ
カスミ

サクラさんが見直した方がよいと思われる箇所はここですね。

バウンダリー

カスミ
カスミ

わたしはわたし、あなたはあなた、といったものです。

バウンダリー

自分と他人を区別する境界線のこと。
「他人は自分ではない」あたりまえの言葉ですが、境界線があるからこそその言葉が成立します。
その境界線があいまいになってしまうと、他人の領域に踏み込んでしまったり自分の領域に他人を進入させてしまったりします。
各々の領域に踏み込まれることは自分が自分ではなくなり不快な感情が生まれます。
心を健康に保つためにも、バウンダリーを侵害しないさせないと言ったことがとても大切と言えます。

バウンダリーを侵害する言葉として以下のような言葉が挙げられます。
・あなたのためを思って
・あなたのせいで
・私がいなきゃなにもできないくせに

このような言葉を投げかけられたときは、バウンダリーを侵害されている可能性が高いため十分注意する必要があります。

カスミ
カスミ

このバウンダリーは人それぞれ対人関係の数だけ存在し、それだけに難しさはあります。

カスミ
カスミ

例えば「誰かに体を触られた」とします。
どう思いますか?

アオイ
アオイ

ん~まぁきにしないかな?

シオン
シオン

親しければ許しますかね

サクラ
サクラ

嫌かな・・・

カシワ
カシワ

かわいこちゃんに触られたら嬉しいです!

カシワ
カシワ

ひいいい!

カスミ
カスミ

このように体を触られるといったことだけでも、喜ぶ人もいれば嫌がる人もいるわけです。

シオン
シオン

たしかに・・・

カスミ
カスミ

ここでもしバウンダリーがあいまいな状態であったとすると、触られても平気な人は触られて嫌な人の体をあたりまえのように触ってしまうし、触られて嫌な人は嫌だと言えなくなるのです。

シオン
シオン

だから「わたしはわたし、あなたはあなた」なのですね。

カスミ
カスミ

はい。そしてサクラさんはそこまで踏み込まれたら嫌という境界線をあいまいにしてしまっていたがために、出会い厨に次々とバウンダリーを侵害されてしまったと言えます。

サクラ
サクラ

でも・・・断ったりするとすごい不機嫌になって・・・こわいんです・・・

カスミ
カスミ

なるほど。

サクラ
サクラ

やっぱり怒らせないようにある程度は気を遣うことも大事でしょ?

カスミ
カスミ

サクラさん・・・実はあなた自身もその出会い厨のバウンダリーに踏み込もうとしているのですよ?

サクラ
サクラ

えええ?!

つづく

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参考資料
  • セラピストのためのバウンダリーの教科書 著者:山本美穂子 BABジャパン

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