どうしてそこまでしてくるの・・・

フレンドと心理学

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前回までのあらすじ

ブラックリストをめぐるトラブルについて・・・アオイは気になることがあるそうです・・・

アオイ
アオイ

前回のお話で気になったんだけど・・・Bさんはなんでブラックリストを解除させようとしたんだろう。そこまで嫌がらせをしたかったのかな。

カスミ
カスミ

確かに気になりますよね。
そこまでするのかって。

アオイ
アオイ

ね~ ほんとに気になる。

撮影地:ぎんちゃうん
カスミ
カスミ

こういう時に便利なのが「目的論」ですね。

アオイ
アオイ

えっと・・・なんだっけ・・・

カスミ
カスミ

発想を切り替えるのです。
「なぜブラックリストを解除させたかったのか」ではなく、
「ある目的を達成させるためにブラックリストを解除させた」と。

アオイ
アオイ

となると?

カスミ
カスミ

やはり思いつくのは「支配欲」ですね。

支配欲と人の本能

人は以下の相反する2つの本能を持ち合わせています。

人は他人を支配したがります。
人は他人から支配されることを拒みます。

当ブログのブロランバナーにある「心理的リアクタンス」と「カリギュラ効果」はこの原理から来ます。
「心理的リアクタンス」は〇〇してと言われると支配された気持ちになるため拒みます。
「カリギュラ効果」は〇〇しないでと言われると支配された気持ちになるため拒みます。

「支配欲」を満たす最も効果的な方法はその人が嫌がる何かをさせることです。
AさんにとってBさんのブラックリストを解除するという行為は到底受け入れられないものです。
だからこそ、Bさんからすればそれは「支配欲」を満たすことのできる恰好の要求だったのです。

アオイ
アオイ

ということは・・・Aさんはブラックリストを解除してしまったから・・・
Bさんは支配欲を満たす結果になってしまったんだね。

カスミ
カスミ

そうです、そして支配されてしまったことでAさんは相当なストレスを抱えてしまう結果になったと思われます。支配されることを拒むのもまた人の本能ですからね。

アオイ
アオイ

支配欲ってこわいね・・・

カスミ
カスミ

しかし覚えておいてください、たとえ本能であったとしても支配欲を向ければ相手は拒み、その結果人間関係が拗れます。
私たちには理性があります。ちゃんとコントロールすべきだと思います。

アオイ
アオイ

そうだね;;

アオイ
アオイ

もし、その支配欲を向けられたときはどうしたら良いの?

カスミ
カスミ

そのときはこちらの方法をオススメします。

「一度だけ自分の主義主張を明確に話す」

カスミ
カスミ

できないのであれば、明確に「できません!」と断るべきだと思います。
あいまいな事をしていると相手に付け入る隙を与えてしまいます。

アオイ
アオイ

それでも引き下がらなかったら?

カスミ
カスミ

それでもなお相手が言い返してきたのなら、相手にしないか距離を取るべきです。
ここでさらに言い返してしまうと口論に発展してしまい、それこそ相手の思うつぼです。
こちらが反応すればするほど相手からすると反応してほしいという支配欲が満たされるわけです。そうなれば要求はさらにエスカレートしていきます。

アオイ
アオイ

ついつい言い返しちゃいそうだよ~;;

カスミ
カスミ

そうですね、でも覚えておいてください。相手が受け入れがたい何かしらの要求をしてきたとき・・・それは支配欲の可能性があるということを。
その要求を受け入れたところでいい事はなにもないです。

アオイ
アオイ

うん!

カスミ
カスミ

嫌な要求をされたときは、支配欲という人の本能を理解したうえではっきりと断りましょうね。
それでは、次回の講義でお会いしましょう♪

おしまい

▽お帰りはこちらから♪▽

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参考資料
  • アドラー心理学入門 著者:岸見一郎 ベストセラーズ

コメント

  1. 匿名 より:

    被支配欲「チラッ」ω・)

    • カスミ より:

      逆説的な考え方ではありますが、「支配されたい」もまた相手に対する要求を含む「支配欲」ですからね♪注意してくださいね。

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