ギスギスしないためには?【後編】

バトルと心理学

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シオン
シオン

なんなんですか!この実証実験!!

カスミ
カスミ

ほら!可愛いに勝るものはないじゃないですか♪

シオン
シオン

真面目にやってください・・・

カスミ
カスミ

ゴシックフリルもおすすめなんですけどね・・・ではそれ以外のアプローチを紹介しましょうか。

アイ・メッセージ

カスミ
カスミ

こちらでも紹介させていただきました。

アイ・メッセージ

普段、誰かに何かを伝えるときは主語を『あなた』にしていると思います。
これを『ユー・メッセージ』といいます。
しかしこの『ユー・メッセージ』には問題点があります。
命令や指示や決めつけをされているような印象を受けます。
人はこのような扱いを受けると心理的に受け付けない現象が起こります。
これを『心理的リアクタンス』といいます。
その結果、あまりいい印象をもってもらえなくなります。

そこで登場するのが『アイ・メッセージ』です。
使い方はいたってシンプル。
相手に何かを伝えたいとき、主語を自分(”I”:アイ)にして伝えるだけです。

  • 前衛さん、壁にはいってもらえると(私は)ありがたいです。
  • 僧侶さん、回復を優先してもらえると(私は)ありがたいです。
  • レンジャーさん、あまり前に出過ぎずひっぱってもらえると(私は)ありがたいです。
アオイ
アオイ

理屈はわかるんだけど・・・バトル中にこんな丁寧に書く余裕ないと思うんだけど。

シオン
シオン

文字数の制限も考えると丁寧に書くのも難しいですよね。

カスミ
カスミ

確かにそうですね、ただあくまで私の主観ではありますが。バトル中の指摘はあまりお勧めしません。するのであればいったん仕切るか、被弾してでも手を休めてから言うべきかなと思います。そして丁寧に数行にわたってもいいのであくまで丁寧に。

アオイ
アオイ

うん、気を付けてみるね。

カスミ
カスミ

ただ、たとえ丁寧だとしても嫌がる人がいるということも理解したほうがいいと思います。
この方法が絶対というわけではないので注意してくださいね。

シオン
シオン

これは指摘する側ですよね、指摘されたらどうしたらいいのですか?
やっぱり指摘されるのはちょっと嫌かなって・・・

カスミ
カスミ

はい、その場合はこちら。

ありがとうを伝える

カスミ
カスミ

まずは言葉に出すのです。

ありがとうを伝える

ありがとうは「相手の存在をもっとも認める言葉」です。
そして「ありがとう」を言う事で相手の心を掴むこともできます。

アオイ
アオイ

そんなん無理だって!
不愉快になるだけじゃない!!

カスミ
カスミ

いいえ、ちがいます!嫌な事でも言われたら「ありがとう」と言ってみてください。
あなたの心の中でこの現象がおこります。

認知的不協和

カスミ
カスミ

童話「すっぱいぶどう」で知られている心理現象ですね。

認知的不協和

童話「すっぱいぶどう」ではキツネが手に入らなかったぶどうに対して、「あれはどうせすっぱいはずだから手に入れなくてよかったんだ。」と認知を修正している。

自分の考えと行動に矛盾が生じた時に自身で認知を修正する現象。

指摘をされた例でいえば、どんな高圧的な態度で言われたとしても「ありがとう」と言い返すだけで、心の中では「何で酷いこと言われたのにありがとうって言ったんだろう?もしかして酷いことではなく良いことを言ってくれたのでは?」と認知が修正されます。

シオン
シオン

そんなことが起きるんですね。

カスミ
カスミ

はい、試してみてください。結構あっさりと気持ちが楽になりますよ。

アオイ
アオイ

うまくできるかわからないけど、試してみるね。

カスミ
カスミ

はい、バトルで思うように行かない時、「アイ・メッセージ」と「ありがとうを伝える」を是非試してみてください。
それでは次回の講義でお会いしましょう♪

おしまい

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参考資料
  • アドラー心理学入門 著者:岸見一郎 ベストセラーズ
  • マンガで分かる診療内科 アドラー心理学編 著者:ゆうきゆう ソウ 少年画報社

コメント

  1. 匿名 より:

    アサーションの手法ですよね
    なかなか日本語との相性は悪いものの広まって欲しいと思ってます

    • カスミ より:

      コメントありがとうございます。
      はい、そのテクニックのひとつですね。
      広まってほしいと思います♪ブログを通じていろんな方に伝われば幸いです。

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