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アオイさんは潜在意識では、相手を性的に支配したいとおもっています。
シオンさんは潜在意識では、悲劇のヒロインになりたいと思っています。
それは「投影」と呼ばれるものからくるそうなのですが・・・
アオイは相手を性的に支配したいなんて思ってないからね！！
私もですよ・・・何考えてるんですか・・・
潜在意識とはそういうものです。
そんなん潜在意識だからなんて、いくらだって言えるじゃない！
そうですよ、根拠はあるんですか？！
そうですね、人の潜在意識にはその人が認めたくない悪の心があります。
それを「シャドー」と呼びます。
シャドー
魔女の森にいるモンスターとは違いますからね♪
「シャドー」とは、潜在意識に存在する自分が嫌って否定する悪のこと。
人は自分にとって正しいと思える生き方をしています。
しかし、潜在意識の中にはそれとはまったく正反対の本人が嫌って否定する悪が存在していると言われています。それが「シャドー」と呼ばれるものです。
そしてその潜在意識にある悪の心に対して人はあらがおうとします。
私の潜在意識の中では「悲劇のヒロインになりたい」けどそれに対して抗っているということですか？
そうです、潜在意識の中で「悲劇のヒロインになりたい」と思っています。しかし何かしらの原因でそれは良くないことと認識しています。その結果「悲劇のヒロインになりたい」言う考え方そのものを否定しようと考えます。
もちろんアオイさんも同じです。
潜在意識の中では「相手を性的に支配したい」けどそれに対して同じように抗っています。
そだったんだ・・・
さて、この自分と同じ「シャドー」を相手が持っていたらどう思いますか？
嫌いになっちゃうよね・・・
そうです。「シャドー」を他人にぶつけたときに「投影」となります。
これが人が人を嫌いになるメカニズムのひとつなのです。
そんな・・・
「投影」によって、自分にとって悪の心を持つ相手を嫌いになるわけですが・・・
それって潜在意識の中にある「なりたかった自分」が映されるわけです。
それってもしかして！！
つづく
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